Applus+社はコネクティビティ(接続性)の課題を抱えていました。新たな拠点の開設や変更に対応できるインフラを確立してビジネスニーズや買収企業に対応させる必要がありました。

スペインに本社を構えるApplus+社は、競争が激化する市場で後れを取らないためにも、これまで使っていた複雑なMPLSソリューションの代わりになる柔軟性とスケーラビリティを兼ね備えたソリューションを必要としていました。

さまざまな業界がApplus+社のサービスを利用することで、自社の製品や資産の品質、衛生面、安全性、環境面などをテストし、各基準や規制に適合させています。Applus+社はここ10年で急成長し、現在従業員規模2万人以上人、世界70か国以上にオフィスを持つ企業となりました。そして、このビジネスに対応するために、効率的なコネクティビティとセキュリティが不可欠な要素になったのです。



オレンジビジネスのサポートがあるソフトウェア定義のフルマネージド型ネットワークアプローチを採用しました。これにより運用は簡素化され、製品化までの時間は短縮、またコネクティビティに関する予算も削減できました。さらに、刻々と変化しているこの市場において、買収企業を弊社のインフラに組み入れることが非常に重要な課題だったのですが、これも迅速、かつ容易に対応できるようになりました。



 

Applus+社の最高情報責任者(CIO)であるAlfred Molinerさんは次のように述べています。

ソフトウェア定義のアプローチ

オレンジビジネスは、グローバルネットワークにおける実績と専門知識を活用して、Applus+社の課題を把握しました。この課題に対する深い理解により、Applus+社はオレンジに信頼を寄せ、ソフトウェア定義のフルマネージド型ネットワークアプローチの採用を決定しました。

Applus+社は、既存のMPLSネットワークをCisco Meraki SD-WANソリューションに代える決断をしています。世界各国120カ所以上でオレンジが包括的に管理するソリューションです。マルチソーシングサービスインテグレーション(MSI)契約に基づき、オレンジはApplus+社の複数のITサービスサプライヤに対してシームレスなエンドツーエンドマネジメントを行い、1つのITインターフェースを通じて複数のサプライヤをまとめて管理しました。これにより運用は簡素化され、SLA契約も履行されました。

このSD-WANソリューションは、Applus+社のクラウドサービスに必要なパフォーマンス、セキュリティ、およびスケーラビリティを提供します。また同時に、柔軟性の高いアーキテクチャにより、買収企業をApplus+社のインフラに組み入れるプロセスが簡素化されました。

オレンジは、Applus+社のネットワークを完全に可視化、管理の合理化を実現するため、ダッシュボードに統合されたネットワークとセキュリティの機能を提供しています。プロビジョニングを簡素化することで、新しい拠点の開設に必要な導入プロセスの時間短縮が可能となり、同様に閉鎖プロセスも速くなっています。Applus+社のITチームは、パフォーマンスを最適化するために、ネットワーク上の帯域幅を管理し、オーバーロードを防いでいます。この柔軟性が効率、パフォーマンス、生産性を高めています。

効率的で費用効果の高いアプローチ

オレンジは、Applus+社がグローバルコネクティビティを迅速、かつ容易に導入できるようにするために、効率的かつ迅速に、そして費用対効果の高いアプローチを提供しました。すでに効果は出ており、それまで使っていたMPLSソリューションと比較すると、コネクティビティ予算が30%以上削減されました。また同時に、いつでもどこからでもアクセスできるクラウドネットワークのメリットも提供しています。

30%以上のコスト削減
それまで使っていたMPLSソリューションと比較すると、コネクティビティ予算の30%以上が削減された